04 まつりものがたり
Matsurimonogatari
神さまと繋がり
人と繋がる大切なまつりの時間
神さまと繋がり
人と繋がる大切なまつりの時間
自然と共に暮らすとおかまちでは、実に多くのまつりが行われています。
それはこの地で暮らす人にとって、当たり前のこと。自然を畏怖し、めぐみに感謝する。そして共に生きることを祈るのです。
特に冬はまつりの季節。かまくらのような幻想的な雪の小屋「ホンヤラドウ」で一晩中子供たちが楽しむ「鳥追い」、新婚の男性が盛大に雪の中に放り投げられる「婿投げ」、地域のみんなで雪像を作り、町内に立てて互いに健闘を讃えあう「十日町雪まつり」。
雪で暮らしは大変だけれど、多くの人と心は繋がっていく。
まつりはハレの日。ハレの日がたくさんあるとおかまちは、人との繋がりを大切に想う場所なのです。
白い冬、雪を友とする心がまちを彩る ―豪雪地のまつりものがたり―
十日町市では、新婚の男性を雪の中に投げ落とす「婿投〔むこな〕げ」や、「ホンヤラドウ」と呼ばれる雪の小屋をつくる鳥追いなど、雪国ならではの伝統行事が行われています。「節季市」は、もとは農家がワラ細工などを商った市で、現在も毎年1月に開催されています。子犬や十二支をかたどった米粉細工「チンコロ」が売られ、縁起物として人気を集めています。
昭和25年に始まった「十日町雪まつり」は、厳しい冬の暮らしを少しでも明るくしようという市民の思いから生まれました。集落や職場単位で製作される精巧な雪像は、世代を超えて継承されてきた技術と経験があってこそできる「雪の芸術作品」です。そのひとつひとつに、ともに助け合って雪国で生きてきた人々の連帯と、「雪を敵とせず友としよう」という十日町雪まつりの精神が表れています。雪に親しみ雪を楽しむ様々なまつりやイベントが、十日町市の白い冬を鮮やかに彩っています。
日本遺産「究極の雪国とおかまち ―真説!豪雪地ものがたり― 」の
ストーリー全文はこちらから
※「雪国とおかまち」サイトへ遷移します。
「まつりものがたり」に関連する構成文化財
構成文化財とは、ストーリーを語るのに欠かせない文化財のことです。