まつりものがたり

スミぬり

十日町市指定文化財(風俗慣習)

誰かれかまわず顔にスミを塗り合う
無病息災・家業繁栄を願うまつり

「スミぬり」は松之山地域に伝わる小正月の行事です。無病息災や家業繁栄を祈る行事で、「賽の神〔さいのかみ〕」の灰を使って行われます。
「賽の神」とは、「どんどやき」とも呼ばれる、新潟県で広く行われている行事です。雑木と稲わらでつくられた高い塔を、火打ち道具で火をつけて豪快に燃やします。ぱちぱちと音を立て勢いよく燃え上がる炎で、正月に飾られた門松やしめ飾り、神棚の古札、書初めなどを燃やします。竹に刺したモチやスルメを炎であぶって食べることもあります。松之山のスミぬりでは、この火が燃え尽きる頃、灰を雪と混ぜ合わせてスミを作り、「おめでとう」と言いながら誰かれかまわず顔に塗り合います。真っ黒になった顔を見合わせながら住民たちは大笑いします。
※「スミぬり」を疑似体験するVRの視聴ができます。


所在地

松之山温泉薬師堂

〒942-1432
新潟県十日町市松之山湯本511(松之山温泉薬師堂)
※毎年1月15日午後の開催
※VR体験の問い合わせ先
松之山温泉 里山ビジターセンターTEL 025-595-8588


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