まつりものがたり

婿投げ

十日町市指定文化財(風俗慣習)

新婚夫婦の幸せを願う
松之山に伝わる雪中の奇祭

松之山地域に江戸時代から伝わる奇祭で、雪中に新婚の男性を投げ落とす、小正月の豪快な行事です。この行事の由来は、よそ者に村の娘をとられた腹いせが形を変えて残ったものとも言われています。
地区の女性と結婚した男性は、村の若者たちに村のはずれの観音堂まで背負われて行きます。皆でお神酒を飲んだあと胴上げされ、高さ約5mの崖から豪快に放り投げられます。松之山は豪雪地帯のため、投げられる斜面にはふかふかした雪が積もっています。男性が雪の斜面を転がり落ちて全身雪まみれになると、観客たちから大きな歓声が上がります。
この行事は、今では結婚を祝福し、夫婦の絆が固くなるよう願い行われています。豪雪を活かした雪国ならではの楽しい行事です。
※「婿投げ」を疑似体験するVRの視聴ができます。


所在地

松之山温泉薬師堂

〒942-1432
新潟県十日町市松之山湯本511(松之山温泉薬師堂)
※毎年1月15日午後の開催
※VR体験の問い合わせ先
松之山温泉 里山ビジターセンターTEL 025-595-8588


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