食べものがたり
星名家住宅雪穴
国登録有形文化財
酒造関連の冷蔵のため使われた
雪を保存するための施設
星名家はこの地域随一の有力な商家・大地主です。その住宅の広大な敷地の一角の雑木林に、雪を保存しておく「雪穴」があります。雪穴は縦横5m、深さ3mで、内側は丸石が埋め込まれた石垣状の頑丈な造りになっています。西壁には階段も設置され、雪の運搬がしやすいようになっています。春に雪を貯えて、毎朝切り出し使用していました。冷蔵庫が一般に普及するまで主に酒造関連の冷蔵所として使用されていました。雪穴の雪は、食物や魚の保存、発熱時の熱さまし用などにも使われ、1年を通して人々の暮らしに役立てられていました。
所在地
星名家住宅雪穴
十日町市上野甲822-3