美ものがたり

天水山麓のブナ原生林

十日町市指定文化財(天然記念物)

豪雪に立ち向かう野性味あふれるブナ林
ブナ林が与えてくれる様々な恩恵

天水山麓には日本の自然100選に選ばれたブナの原生林があります。長野県との境にある天水山の北側約200haにわたる広大な林には、樹齢約30~100年のブナが自然の状態で植生し、幹の回りが1mほどにもなるブナもあります。木の根元が曲がった身をよじるような古木は、5m以上の豪雪の重圧に耐え、厳しい冬に立ち向かってきた証にも見えます。美人林とは対照的な、野性味あふれる立ち姿です。かつてはここで炭焼きが行われていました。
ブナ林は「緑のダム」と呼ばれ、人々の暮らしや自然環境に様々な恩恵を与えてくれています。ブナ林の土壌は雪解け水や雨水をたっぷりと蓄え洪水を防ぎます。根が土を抑え込むことで土砂崩れの防止にもなっています。また、自然のろ過装置となって養分を含んだ透明な水を少しずつ湧き出させ、田畑に恵みを与えてくれます。


所在地

天水山麓のブナ原生林

〒942-1434
新潟県十日町市松之山天水島


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