美ものがたり
美人林
ブナの立ち姿の美しさからついた名
四季折々に表情を変えるブナ林
松之山の丘陵に、樹齢100年ほどのブナの木が一面に生い茂っています。大正時代末期に木炭にするためにすべてのブナを伐採したところ、その翌年にブナの若芽が一斉に伸びだし、すらりと樹形のそろったブナ林となりました。木々の立ち姿が美しいことから「美人林」と呼ばれています。美人林は、地面がすっきりとしていて見通しがよいことも美しさの一因です。地元の有志が落ち枝を拾ったり、立ち枯れを伐ったりして定期的に整備しています。
美人林は季節ごとに様々な表情を見せてくれます。春は残雪の中に芽吹く若葉が春の訪れを教えてくれます。夏は鮮やかな緑の葉の間を爽やかな風が吹き抜けます。秋には黄色やオレンジに染まる葉が絵画のような美しい空間を作り出します。冬の晴れた日には木立に積もった雪が日の光を浴びてキラキラと光ります。
所在地
美人林
〒942-1411
新潟県十日町市松之山松口