建ものがたり
神宮寺観音堂・山門
新潟県指定文化財(建造物)
圧倒される茅葺屋根の造形美
豪雪に耐える歴史情緒あふれる総鎮守
神宮寺は、大同2年(807年)に創立されたと伝わっています。平安時代(794-1185)後期の作といわれる、この地域最古の木造十一面千手観音立像などの仏像が安置されていることからも、古代においてこの地域内屈指の寺院だったと推定されます。
山門をくぐると苔むした石畳が続き、その奥に厚い茅葺きの観音堂があります。山門は宝暦13年(1763年)、観音堂は元明元年(1781年)の上棟と考えられています。山門も観音堂も豪雪に耐え得る頑丈な造りで、積もった雪が自然に落ちるよう急勾配の茅葺屋根になっています。その造形は圧倒されるほど雄大で優美です。
所在地
神宮寺観音堂・山門
〒948-0006 新潟県十日町市四日町1300