建ものがたり

松苧〔まつお〕神社本殿

重要文化財(建造物)

豪雪地の山上に建つ茅葺の社殿
謙信が寄進した小刀と軍配が伝わる

標高360mの松苧山の山上に鎮座する「松苧大権現」と呼ばれる近郷の総鎮守です。山岳信仰、修験道〔しゅげんどう〕の神社で、「機織りの神様」としても信仰を集めています。上杉謙信をはじめとする戦国武将たちが戦勝を祈願したとされており、謙信寄進の小刀、日の丸の軍配が伝えられています。
本殿は戦国時代の明応6年(1497年)に建立された、現存する茅葺き屋根の木造建築物としては県内で最も古いもののひとつです。豪雪地の山上の厳しい自然に耐えるよう釘を使わず、太い木でがっしりと組み上げられています。
毎年5月8日に「七つ詣り」という行事が行われ、数え年7歳になる男の子が成長の祝いに松苧神社を詣でます。地域住民によって代々大切に守られてきた神社です。


所在地

松苧神社本殿

〒942-1504 新潟県十日町市犬伏


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