美ものがたり
幅上遺跡出土品
十日町市指定文化財(考古資料)
縄文時代中期の遺跡から出土した象徴性の強い道具の数々
信濃川左岸の段丘上の標高176mにある、主に縄文時代中期の集落跡です。集落の存続時期は土器型式から5,700~4,300年前と推測されます。
出土したものには、火焔型・王冠型土器などの深鉢形土器や、希少な器台形土器などがあります。象徴性の強い道具として耳飾り、ミニチュア土器、土製円盤、土偶、三角型土偶、十字形土偶などが出土しています。石器は土器と同じ時代のものと推測され、石鏃〔せきぞく〕、石槍〔せきそう〕、石匙〔いしさじ〕、石錐〔せきすい〕、打製石斧〔だせいせきふ〕、磨製石斧、石皿、砥石などの実用具が多く発見されています。
所在地
十日町市博物館
〒948-0072
新潟県十日町市西本町一丁目448番地9
9:00~17:00 (入館は 16:30 まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝・休日の場合は翌平日)、12月28日~1月3日