SNOW RICH Tourism
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14Rich. 5水田が今のように広がる前、山間ではそば畑が広がっていた。中でも斜面の焼畑で作られるそばは実入も良く、飛び抜けて美味しいそばになったという。今はいつでも食べられるへぎそばだけれど、そばを打つには手間がかかり、昔はハレの日にしか食べられないご馳走だった。もうひとつ、ハレの日に食べるのには理由がある。幸せが長く続くように。縁が長く続くように。と、みんなでへぎそばを食べるのだ。きもの作りに欠かせない海藻の布海苔をつなぎにしたそばは、ツルッと喉越しも良くスルスル入る逸品。へぎそばは、訪れる人たちへのスノウリッチな幸せのお裾分け。なめへぎそば強いこしと歯ごたえ、ツルツルとしたのどごしが特長の、全国でも名の知れた極上のそば。十日町の人たちの美意識の高さと、おもてなしの心が凝縮された逸品ハレの日にはへぎそばを心、リッチ。へぎそばが人を繋ぐ

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